RACE REPORT レースレポート

第22回 TOUR de 熊野 2022 第2ステージ 熊野山岳コース

2022.05.28

 

第22回 TOUR de 熊野 2022 第2ステージ 熊野山岳コース
会場 熊野倶楽部→金山交差点→小川口トンネル→千枚田→金山交差点→札立峠→紀和町→千枚田→熊野倶楽部
距離 パレード0.7km+104.5km
出走 80
出走メンバー バトムンク マラルエルデンエンクタイヴァン ボローエルデン鈴木 史竜海野 晋作
YouTube https://www.youtube.com/watch?v=wE0ilaePr5o

 

レースレポート

3日間にかけて行われる「TOUR de 熊野」は第2ステージを迎えた。「熊野山岳コース」の文字通り、起伏に富んだクライマー向きのコースレイアウトは、タイム差がつきやすく、総合成績にも大きく影響を及ぼすため、チームのエースを務めるマラル選手にとってはとても重要な日となる。

他選手も、個人の役割や目標を遂行しながら気を抜くことができない。

先に行なわれたツアーオブジャパンで活躍した各チームの海外勢や、国内でもステージレースや登りに強い選手たちの総合順位争いにどれだけ肉薄できるか、各選手、各チームの状況を見つつ、上位ゴールを目指して臨んだ。

コースは小さなアップダウンが続き、途中に設けられた約3km→約6km→約3kmの登りをこなしてゆく。

マラル選手は長い登りを得意とする選手ではないが、調子が良ければ最後まで良いポジションを確保できるという感触を得ていたため、有力選手をチェックしながらレースを進め、他選手はアシストに備える。

700mのパレード区間を過ぎ、号砲と共に、今日も序盤からエスケープを図る選手の激しいアタックが始まる。

コース全行程を考えると、中盤以降の峠でいかにトップ集団に残るかが重要になるが、登坂を苦手とする選手は序盤からアドバンテージを稼ぎできるだけ前方でレースを消化してゆきたいという想いもある。

単独でアタックを仕掛けたブリヂストンサイクリングの松田選手に、エボ選手を含む4名が追いつき5名の逃げが決まる。更に後方から20名ほどの大きな集団が合流し、大きな第1集団が形成された。

レースは1回目の勝負所、千枚田の登り(約3km)に入る。
登坂区間に差し掛かった直後から、エボ選手が単独でペースを上げ、1人飛び出した状態で登りをこなし1回目のKOM(山岳ポイント)をトップで通過。下りは集団に戻り、次の登坂区間札立峠を目指す。

今日の最大の難関、そして勝負所と捉えていた札立峠(約6km)を前に、20名ほどの第1集団にエボ選手、第2集団にマラル選手、海野選手、鈴木選手の3名が位置している。

マラル選手は、第2集団に残っている優勝候補を意識していたが、この日は急激に気温が上がり、いつも以上に心拍が高く序盤から苦しい状態が続いていたと振り返る。

札立峠に入ると、第1集団では登坂の得意な選手がペースを作り始め、エボ選手が徐々に遅れ始める。また、第2集団ではクライマー勢が集団前方でペースを上げ、大きな集団がバラバラと崩壊してゆく。マラル選手と海野選手は、登りの序盤でトップから遅れてしまい、自分のペースを維持しながら2回目の山頂を通過。第3~第4集団の中で残りのレースを消化してゆく事となった。

3回目の登坂区間、2度目の千枚田を越え選手はゴールへ向かう。山頂では、マラル選手と海野選手がいる集団がトップから約5分遅れ。エボ選手と鈴木選手のいる集団が、12分程度遅れてしまっていた。海野選手は千枚田のテクニカルな下りコーナーで落車を喫し、バイク交換するも更に遅れてしまった。

今日は、各選手が大きくタイムを落としてしまう結果となった。前半は、エボ選手が果敢に攻め、山岳ポイント奪取などの動きも見せられたが、結果に繋げるためには展開の読みやレースの進め方など、反省を活かし見直さなければならない所が多い。

明日は最終日、選手には疲労もあり、コースレイアウト的にも3日間中で最も厳しいレースとなると予想されるが、良いリザルトが得られるよう最善を尽くし臨みたい。

明日も選手への熱い応援をよろしくお願いします!

 

Photo by 三井 至