第94回全日本自転車競技選手権大会-ロード・レース 参戦レポート
2026.06.28
第94回全日本自転車競技選手権大会-ロード・レース
【開催日】
2026年6月27日(土)・28日(日)
【開催地】
新潟県南魚沼市三国川ダム
【距離】
MU23 12km × 11周 = 132km
ME 12km × 15周 =180km
【出場選手】
MU23
夏目 天斗
瀬川 ジョエル
森 凰翔
ME
高梨 万里王
山口 瑛志
渡瀬 義雄
楢山 結己
【出走人数】
MU23
112名
ME
127名
レース概要

アップダウンが連続する1周12.0kmのコース。脚を休める区間が少なく、周回を重ねるごとに疲労が蓄積する。スタート直後には約3キロで標高約320mから500m付近まで上昇するほか、高速ダウンヒルのテクニカル区間もある起伏に富んだレイアウト。登坂力、持久力、下りの技術など、高いバイクコントロールが求められる。
全日本選手権は、昨年まで3年間は静岡県修善寺サイクルスポーツセンターで開かれていたが、今年は初めて新潟県南魚沼市での開催。主要チームだけでなく個人出場の選手もおり、各個人の動きも注目となる。
レバンテフジ静岡は今シーズン、全日本選手権でより多くのUCIポイント獲得を最大目標としてきた。その中で、U23では森が16位とポイントに一歩届かず。エリートでは山口のみが51位で完走と、厳しい結果に終わった。
【男子エリート(127人)】
日時:2026年6月28日(日)
距離:12.0km×15周=180.0km
出場:高梨、山口、楢山、渡瀬
前日までの雨も上がり、路面は完全なドライコンディション。初夏のような暑さで体力的にタフなレースとなった。
【男子エリート レース展開】
レースは序盤のアタックの掛け合いを行ないながら、互いに探り合うスローペースでスタート。7人がエントリーするキナンレーシングチームが集団前方でペースをコントロールしつつ、互いに牽制する展開で進むと、2周目に中村選手(ヴィクトワール広島)が単騎で一気にリード。さらに阿部選手(ヴェロリアン松山)、高木選手(稲城FIETSクラスアクト)が合流して3人が逃げを形成したが、高木が3周目にドロップし2人の逃げが容認される。
7周目に逃げ続けていた2人が吸収され、翌8周目にキナンレーシングチームの草場選手が単独で飛び出すも、2周ほどで吸収されるなど決定打にはならない状態が続いた。
しかし11周目、キナンレーシングの山本選手を中心に6人が新たな逃げ集団を形成すると、さらに山本選手が単独で抜け出し独走状態を作る。この動きも、2周ほどでメイン集団が捉える事になったが、この時のペースアップでメイン集団は一気に絞られ、残っていた山口と高梨も先頭集団から遅れてしまう。
優勝争いは20人程に絞られ、新城選手(KTFT Solutiontech NIPPO RALI)が勝負を仕掛け、留目選手(愛三工業レーシング)が後方から追走。留目選手は勢いそのままに集団を大きく突き放し、トップでゴールラインを駆け抜けた。

レバンテフジ静岡は序盤から細かなアタック合戦が続く中、メイン集団でレースを展開したが、レース中盤から各チームがペースアップを図り、徐々に体力を消耗。楢山は7周目にメカトラブルが重なり集団を離れると、復帰はかなわずDNFとなった。

残り6周のペースアップで、高梨、山口はメイン集団から脱落となり入賞圏内からも大きく離されたが、サバイバルレースの中で山口はチーム唯一の完走を果たした。

山口は体調不良を抱えながらの出走となり、スタート直前まで棄権も考えていたが、序盤は想像よりも脚は動いていた。しかし、レースを動かした終盤のペースアップ時は「特に速いペースでは無かったが、ペダルが踏めない感覚。力が入らなかった、回転で何とか凌ごうと思ったが厳しかった。」と悔しさをにじませた。体調を整え、次戦での完全復活を誓う。

他チームがペースアップを図る中、チーム・個人の両面で勢いに乗れず、集団に残れなかったことが大きな敗因。UCIポイントの獲得を目標に掲げた中、無得点で大会を終えたことはチームとしても悔しい結果に。レースの反省をしながらも、次戦(Jプロツアー第9戦、第1回大町温泉郷ロードレース)やシーズン後半に切り替えて挑戦を続けていきたい。